• 水耕栽培法

  • RSS サイトマップ

自作の水耕栽培鉢の作り方


100円ショップの材料だけで自作水耕栽培鉢を作ってみよう

自作の水耕栽培ザル

では早速、自作で水耕栽培鉢を作ってみましょう。材料は100円ショップですべてそろいます。ホームセンターでも購入は可能ですが100円ショップの方が原価を安く作っているため、一般的な水切りザルよりも小型で野菜を栽培するには、程よいサイズです。今回は、100円ショップのダイソーですべてそろえました。材料は水切りザルが100円。その受け皿が100円。仕切りようの整理板が100円。整理用板は、結構、使うので2個買います。これで水耕栽培鉢の材料は終了です。この材料を組み合わせると右の写真のようになります。小分けのセルになるように整理板で仕切ります。これは育苗ポットのように面積を効率よく利用するためです。

ザルの内側に育苗ポットのように20個のセルトレイが完成しました。整理用板はもともとタンスの引き出しを整理するために使用する商品ですので組み合わせ方は、パッケージの写真を見るだけで簡単に出来ます。カットするサイズですが、横に収まるサイズ、縦に収まるサイズでそれぞれカットして下さい。ハサミでカットできるものがほとんどだと思います。1個あたりのセルのサイズですがこれも整理用板が普通に機能するようにおおよその寸法で十分です。なんでもピッタリにやろうとすると100円ショップの商品はザルと受け皿の規格も統一がなくて様々です。うまく出来ませんのでおおよそで作っていきます。写真の場合ですと上の1行のセルが他のセルよりも小さいサイズになっています。これが余りのセルです。この場所には苗を植えずに溶液の水位を目視するために使用しましょう。あまり多くの溶液を毎日、供給しすぎると根腐れが発生したり、夏の時期はボウフラが発生します。藻が発生する原因にもなります。藻が発生してもまったく影響はありませんが溶液が光合成できる状態ですと必ず藻が発生します。ペットボトルにハイポニカ溶液を500倍希釈して数日、作り置きをすることを何度も繰り返しても密閉したペットボトルに藻が発生します。藻が発生するのが気になるならば定期的にザルと受け皿を洗うかアルミホイルで遮光するといいです。

100円ショップ水切りザルなら、プランター栽培よりも薄くて軽い

自作の水耕栽培ザル

水切りザルで自作の水耕栽培のメリットはプランターと違い培養土を入れないため、鉢がとても軽いことです。それに鉢の厚さも薄く、畑ほど広くはないベランダ菜園には丁度良いサイズと重さです。野菜を育て終わって後片付けをしようと思っても、プランターの場合、野菜を育てるとなると花よりも大型のプランターで何キロもの培養土を使用します。これをベランダから運び出し、捨てるのがとても大変です。この自作の水耕栽培だと、その苦労がまるっと解決します。ただし、この薄さの割に培養液は3割程度しか毎回、入れませんので供給の頻度が多いです。この水耕栽培は毎日、毎日欠かさず手を加えてやらないと、すぐに枯れてしまうのが問題です。

100円ショップのタンス用整理板で独自のセルトレイが完成

タンスの仕切り板

100円ショップのタンス用の整理板は1個100円で3枚入っています。自作の水耕栽培鉢に利用するのは5枚必要です。一個では足りませんから2個用意します。これを組み立てると右の写真のようにセルトレイが完成します。大型の育苗ポットの完成です。この大型の育苗ポットの状態で各セルにスポンジやバーキュウライト、パーライト、ハイドロボール(ハイドロカルチャー)を利用して、種や苗の株が成長するように培土を設置するだけで完成です。育苗ポットとは、趣味の家庭菜園では馴染みが薄い商品ですが専業の農家ではよく利用しています。効率よく種を発芽させるのに使用します。自作の水耕栽培では面積を極力効率よく利用するために使用します。

ページトップへ

何度でも使用できるハイドロカルチャーならホームセンターで購入

ハイドロボール

100円ショップのダイソーで販売されているハイドロボールは高温加熱処理がしていないのか泥の玉のような感じで簡単に砕けるし、溶液を浸すと溶け出したり、買ったときの袋には大量の粉末が出ているため、ベランダが汚れやすいです。この赤土のような汚れはくせ者でなかなか落ちません。500円くらいでホームセンターにちゃんとしたハイドロカルチャーが売られています。これを使用しましょう。十分に加熱処理してあるので溶けたり、粉末が出てベランダが汚れることもありません。何度も同じ培土をリサイクルするならばハイドロカルチャーがオススメですが1回利用で破棄するならばパーライトやバーキュライトが安価でいいでしょう。

100円ショップのハイドロボール

100円ショップのダイソーハイドロボール

右の写真が100円ショップのダイソーで販売されているハイドロボールです。粒は大きく、赤土が溶け出した状態になります。また、バーキュライトについてですが、採掘する産地によっては鉱脈が石綿(アスベスト)の近で、石綿(アスベスト)を含んでいる可能性があります。日本では産地の表示義務もなく、検査精度も低い状態です。ちょっとリスキーな商品です。逆にパーライトは非常に軽いスカスカなガラスのようなもので無害です。ですが袋から出すときに粉末がかなり飛散します。確実に吸い込みますので無害と言っても気になる場合は、マスクをするかパーライトに霧吹きを吹きかけて飛散しないようにするといいです。

無機質粒の培土をお茶フィルターでひとつにまとめましょう

お茶フィルターで水耕栽培

100円ショップやスーパーの緑茶の葉が売られている場所に置いてあるお茶用フィルターでパーライトやハイドロカルチャーを小分けで入れます。これだけで培土は完成です。セルトレイに配置する分だけ作成します。写真の通りですと15個作りましょう。スポンジではなく粒の培土を自作で水耕栽培する場合、お茶フィルターの2/3くらいまで最初に入れます。そして種を蒔いて、かぶせ土のようにお茶フィルターの1/3くらいのパーライトやハイドロカルチャーを入れます。この時にまだ水分を含ませる必要はまったくありません。乾燥状態で種まで蒔きます。後で上から溶液をかければ問題ありません。また、ハイドロボールとパーライトを混合させても生育には問題ありません。

ページトップへ

つるなしインゲンの発芽

つるなしインゲンの発芽

順調に成長すると右の写真のように発芽します。写真は蔓無しインゲンの発芽です。蔓無しインゲンなどマメ科の種を自作で水耕栽培する場合、プランターや畑で栽培するときは一日、種を水に浸すと発芽しやすくなるので、水に浸けましょうという話は有名ですが、自作の水耕栽培でこのやり方をやったために何度か腐って失敗しました。自作の水耕栽培の場合、水に浸かり過ぎの状態になるため、一日水に浸けた種を、さらに水耕栽培で浸けると発芽率は25%くらいです。畑やプランターなら80%の発芽率です。ほとんどが発芽せず、ブヨブヨのドロドロの豆乳ぽく腐って溶けます。そして、凄い悪臭がしたり、夏ならば2日くらいでカビが大量に生えます。水耕栽培では種を水に浸けないようにしましょう。

お茶フィルターに根が生える

も茶フィルターの根

お茶フィルターは、自作の水耕栽培では優れた材料です。耐水性は十分で収穫が終わるまで破れたりもしません。ですが小さな穴が沢山あるため、そこから根が自然に成長してフィルターの外に出てきます。根が成長するとお茶フィルターと内部のハイドロカルチャーやパーライトがガチガチに固まっています。これは収穫後の後片付けが困難になることでもあります。洗ってリサイクルするハイドロカルチャーの場合、これを丁寧に分解し、根を取り除いて洗って、日向に干してから、再利用します。この作業が面倒ならばパーライトで栽培して、1回収穫するとまるごと破棄してしまう方が便利です。コスト的にもパーライトは非常に安価です。培養土を買うよりも遙かに安いです。

お茶フィルターを解体

スポンジ水耕栽培

お茶フィルターの中に培土としてパーライトやハイドロカルチャーが良いということを書きましたが内部にスポンジを利用することも可能です。スポンジ栽培をする場合、スポンジに何ヶ所か貫通する切り込みを入れてあげないと根が広く成長出来ません。洗剤いらずの激落ちスポンジなどは栽培に適していません。何度かスポンジやパーライト、ハイドロカルチャーで栽培をしてみましたがスポンジが一番ダメでした。この自然乾燥式の自作水耕栽培鉢では、成長が遅かったり、根腐れを起こしやすいです。無機物の粒状のパーライトやハイドロカルチャーを利用した方が根に空気の層が多くできる点と水捌けが良かったりと根の成長に良好である点があげられます。

ページトップへ

スポンジだけで水耕栽培

スポンジ水耕栽培の自作

スポンジに切り込みを入れて栽培する自作水耕栽培は、専業の農家でもよく利用されている方法です。ですが専業の農家の場合、水耕栽培装置が全然違います。液肥を循環させたり、エアーを送り込んだりと溶液自体に酸素が含まれています。自然乾燥式の自作水耕栽培鉢では、容器に酸素は含まれていないため、右の写真のように成長が悪く、マメ科の野菜は茎だけヒョロヒョロと伸びたり失敗します。また、スポンジの場合、溶液を上からかけるとMAXでスポンジが溶液でパンパンになり、酸欠に簡単になります。スポンジ栽培をする場合は上からではなく、下から染み込ませて、スポンジの半分は空気が含んでいる状態にしないと根腐れします。スポンジは最悪に面倒な方法です。

順調な成長なら、根は白くて綺麗に育つ。変色なら根腐れ

水耕栽培で健康な根

根が順調に成長しているならば、病気もなく、綺麗な白い色をしています。この根が茶色に変色したり、黒くボロボロになっていると根腐れをしている状態です。根腐れになると、その根は死んでいるため、再生することはありません。ハサミで腐った根を切断して、新しい根が生えてくることを期待しましょう。水耕栽培の病気は根から発生することも多いです。ちょっと野菜の成長が遅かったり、具合が悪そうなら、根をチェックしてみましょう。茶色く変色していたり、弱っている状態だったりします。また、根が狭いところで張りすぎると窮屈で根腐れを起こします。根がプランターや溶液槽で満杯になり、十分な酸素呼吸が出来なくなると急に発生します。根からの枯れは、本当に急になります。気をつけましょう。

水耕栽培も葉物野菜の種の蒔きすぎに注意

水耕栽培の間引き

水耕栽培で葉茎類の野菜を育てるとき、種を蒔く量に注意して下さい。これはプランターで育てる場合もまったく一緒です。葉茎類の種の発芽率は1年以内ならば90%以上です。蒔いたら蒔いただけ、ほぼ確実に発芽します。発芽するのは簡単です。マメ類とは比べものにならないくらい簡単です。それに種を買うと葉物野菜は値段も安く、種の量もベランダ菜園では使い切れないくらい入っています。いっぱいあるから、気軽にふりかけをかけるように種を蒔くと後が大変です。右の写真のようにコケが生えるように密集して大量に発芽してしまいます。このままではまったく大きく成長しません。ひとつのセルに最初は株が2~3本になるように間引きをしましょう。蒔きすぎると、この間引き作業が大変です。

ページ番号:

ページトップへ

当サイトはリンクフリーです。文章と画像一部転載ならば、引用元表示で連絡の必要ありません。

ページトップへ